何を隠そう、私は金沢で日本酒の味を知りました。
学生時代でしたけど。
さて、せっかく金沢まで旅にきたら、日本最高峰の日本酒を味わってみませんか(^^♪
今回は、おすすめ3銘柄+αをご紹介します。
菊姫
金沢のお酒といったら、やっぱり『菊姫』ははずせないです。
元来、日本酒は 「一麹、二酛、三造り」 といわれ、お米が一番大事。
菊姫はその米へのこだわりが半端ないのです。
今では珍しくなくなってきましたが、契約農家から仕入れ、
さらに作り方までも指示するこだわりようです。
もう一つ、菊姫を推す理由は古くからの製法である山廃を復活させたからです。
そもそも日本酒の製法には
「生酛、山廃酛、速醸酛、高温糖化」
とあり、後者の二つが現在主流で、日本中の多くの蔵元が採用しています。
逆に、生酛は尋常じゃない程の労働を必要としており、
現在ではめったに見かけません。
次に開発された山廃も効率化の波にのまれ、
速醸→高温糖化と開発され、
ここ最近では扱う蔵元もなくなったのです。
その山廃を現代に復活させたのが菊姫酒造になります。
茶がかった色味に、独特の味わい。
お土産に渡したら、酒好きは泣いて喜びます。
ちなみにですが、私はワンカップ菊姫が大好きです。
金沢のコンビニにうっています。
しかいですよ!東京ではお目にかかれません。
なぜなら、単価が安すぎて、輸送費で赤字になるかららしいです。
大吟醸でもなく、純米酒でもなく、本醸造がオススメです。
美味しいところをぎゅっと詰め込んだ気がして、好きです。
農口
農口尚彦さんにより、2017年に設立された新しい蔵元です。
私も知らなくて、金沢で立ち寄った酒屋で教えてもらいました。
「誰や、農口って?」と思い調べると、能登杜氏四天王ではないですか。
しらなかったのが恥ずかしい。
とにかく凄い人みたい。
味は、菊姫に違う次元の何かを足した感じで、一口飲んだだけで
「あっ、これすごいな」
って感じます。
また、口当たりはやや硬く、最初はフルーティーで、アルコール感が残ります。
食中酒に向いているかと。
青カビ系のチーズや塩辛など、味の濃い食品と合わせてもいいかも。
また、開封した翌日に味わうと、角が取れてよりすっとした味になります。
あと、ラベルがおしゃれ!
お土産としても使えます。
宗玄、天狗舞、手取川
宗玄は1768年創業、小仕込み、低温発酵。うまみより甘みが特徴的。じわじわ力強い味わい。
天狗舞は1823年創業、味はしっかりと濃厚なうまみ。
手取川は1870年創業。味は程よい酸味と甘み。香りは控えめで、軽やか。
この3銘柄は全国的にも有名なので、菊姫、農口とともに試してほしい銘柄です。
おわりに
金沢近辺には多くの酒蔵があります。
今回は、超有名どころを紹介してみました。
気になったら、是非お試しください。


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